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二軍にもいろいろあって

ミュージカルの来日公演など、本場を離れてツアーでやってくるのは二軍、という話を受けて、カニヲ氏の曰く。
「これから一軍に上り詰めようという二軍と、老いで一軍を退いた元一軍の二軍なら、見られるんだけど、既に上り詰めて頂点で二軍の役者はダメだね。1.5軍でもダメ。」

実際にその世界を目指している人間にとっては二軍でも大いに栄誉あるポジションだが、そこで満足してしまう人間と、飽くまで上を目指す人間とは決定的に違うということか。

論理的思考の5段階

0から1。
それは新発見、新体験、カルチャーショック。
(例えば初めて空を飛んだとき。)

1から2。
それは客観化、相対化、抽象化。
(例えば海外生活を通して日本を見直すとき。)

2から3。
それは二極対立からの脱却、離散から連続へのシフト。
(例えば男性でも女性でもない友人、善人でも悪人でもない知人)

3から4。
それはまだ見ぬものをそこに嗅ぎ取る能力。
(例えば4次元空間、4次元時空。)

4から5。
それは複雑性への絶望と、新たな挑戦の始まり。
(例えば5次方程式)

宇宙のうた

ざわざわ クォーク さらさら レプトン
つなぎとめてる グルーオン
机も鉄も雲みたい
ふわふわ透ける ファンクション

光の二乗の傾きで
滑り落ちてく時間軸
前も後ろもなくなって
過去も未来もスターボウ

僕のメガネは直行変換
君の姿もスペクトル
共鳴止まぬニューラルネット
君の声さえエントロピィ

いつの日か君も素粒子の夢を見て
目が覚めると
窓から入る木漏れ日が
ころころ転がって見えるかもね。

Dead Heat

脈動するレンズを通して 青く冷たい炉の中へ
燃料を放り込め 文字と言葉とスペクトル

エントロピーを減少させる奇跡のエンジン
虚数軸の加速度を得て 時間の矢を追いつめる

発明の格言

“Necessity is the mother of invention.” -Plato-
日本では、エジソンの言葉だと思っている人が多いみたいですが、どうやら違うようです。

私は必要が発明の母だとは思わない。私の意見では、発明とは怠惰から、おそらくはまた、まさに無精から生じるものである。面倒を省くために。 — アガサ・クリスティ

などと、何かと槍玉に挙げられている様ですが、「”必要”が発明を生む」と言っているのであって、「発明の原動力が”必要”にある」とは言ってません。”必要”は十分条件であって必要条件ではない、と。アガサクリスティは数学が苦手だったに違いない。

“Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.” -Thomas Edison-
こちらがエジソンです。白熱灯は熱いですからね。冗談です。ボトムアップ式の発明を表現しています。

“If it can be imagined, it is real.” -David Copperfield-
何度か日本公演もしている世界的マジシャンの言葉です。トップダウン式の発明の本質を実に的確に述べていると僕は思います。

量子的な彼女

電話の向こうにいる沢山の君のうち、あの細くて長い長い電線を通り抜けて来られるのは、きっと一人だけなんだ。

Cliche

“自分を中心に世界が回ってる”そういう見方も可能です、物理的には。

“聞いてるだけで頭痛くなる”診てもらったほうがいいです。真面目に心配。

“私、頭悪いので”不用意に口にすると自己催眠効果で真実になっちゃいますよ。

“承知しないからな!”ジャイアンですか、あなたは。

まじな まじない

なまじ なじまない

zero gravity (森博嗣風に)

さあどこまでも。落ちてゆこう。

上向きと下向きの引力が均衡するまで。

体重を感じなくなったら、きっと視界がひらける。

等方性の極座標軸に乗って。上も下もない。そうだ、自由度を1つ手に入れたんだ。

さあどこまでも。上ってゆこう。

気体分子が届かないところまで。

体重を感じなくなったら、きっと世界がひらける。

直交座標を自由にあやつれ。平行さえも、僕は疑えるんだ。

巨像虚像

「あの人の前では本当の自分になれない」「本当の自分を出せない」「本当の自分をわかってもらえない」

思い込みです。そもそも、本当の自分、なんてものは幻想です。あなたが隠しているもの、わかってもらいたいものは“本当の自分”なんていう大きなものではないんです。もっともっとずっと小さな。せいぜいその小さな手でどうにかカバーできるような、ちいさな秘密じゃあないんですか?

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