カテゴリー ‘ diary

超一流のウェイター

ヨーロッパの銀座通りに面したカフェに、超一流のウェイターがいて、客からのチップだけで家族を養うほどの収入を得ているらしい。

どこかで耳にしたそんな噂(真偽は検証していない)を思い出しつつ、そんな世界一のウェイターは、いったいどんな能力をもってして世界一なのか、などとおぼろげに思考をめぐらせつつ、今日はずいぶんと長い時間をカフェで過ごした。

赤坂の高級バーで、何度か奇術師をやらせていただいたことがある。高級店だけあって、店のスタッフの接客品質の高さには身震いするほどだった。ある客が、胸ポケットからタバコを一本とりだす。客がその動作を終えるより早く、店員は極めて洗練された動きでライターを取り出し、火をつけて待っている。はんなりはんなりと客の会話の相手をしているように見せて、視界の隅々まで神経を張り巡らせ、客の行動の予兆をキャッチし、予測される未来に備える。

一流とは、かくも美しい。

マジメな話はさておき。カフェで何をしていたかというと、ウェイターしてました。一度やってみたかったんだもんね。いひ。

小さな店員

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某所のモスバーガーで。20時のこと。
注文したオニオンポテトをトレイに載せて2Fの僕の席まで持ってきたのは、小学4年生くらいの少女だった。
「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ。」
一瞬わけがわからなかった。森博嗣のワンシーンが頭をよぎった。
僕は、精一杯丁寧に声色を整え、「ありがとう。」と答えた。

数分の後、今度は水差しを持って再び現れた。
「こちらお下げしてよろしいでしょうか?」
僕は再び、「ありがとう」と言った。「お水も頂きます」僕も自然と丁寧語を話す。

さらに数分の後。
ちょうど僕の席の後ろにトレイの返却口があって、その、高さ160cmほどの木製の棚の最上部に、布巾があった。
少女はそれを取ろうとして、うっかり物音を立ててしまったようだった。
「どうもお騒がせいたしました。」
非の打ち所のない応対だった。なんというファンタジーだ。
僕は立ち上がり、布巾を取って少女に渡した。
「どうもありがとうございます。」
大きくて自然な笑顔で少女はそう答えた。

行き過ぎたことかと躊躇しつつ、僕は好奇心に負けて少女に質問した。
「何曜日にお勤めなのですか?」
すると少女は、困ったような苦笑いを3秒ほど僕に見せた後、「秘密です。」と答えた。

ヤラレタ。

萌えている場合ではない。完璧すぎて恐れ入った。

実話ですよ。念のため。

SAMジャパン大会

恥ずかしながら、SAMとは何ぞやというところからそもそもよくわかっていなかった僕である。
今回、諸事情あってスタッフとして参加。晃太郎氏が全体を取り仕切っているということで、右も左も分からなくても顔パスで採用された。バンザイ。

朝8時に京王プラザホテル八王子に着。会場はそこの4F,5Fで、観客が1日でざっくり600人くらい?出演者サイドがプロ・コンテスタント合わせて50人前後、スタッフが全部で20人程度、という規模。

飛び入りスタッフだったので大した仕事は任されず、客同然に手品を鑑賞したりして。バンザイ。
幸条スガヤ氏のアクトを生で見られたのは嬉しかった。芸が細かい。作りこみが素晴らしい。
能勢裕里江嬢の舞台も久しぶりだった。これも素晴らしい。シンプルで完璧。ため息が出る。ファンクラブあったら入ります。本気本気。
西日本の若手諸氏と交流が持てたのも収穫だ。荒削り感は否めないが、ニュージェネレーションなセンスが見えてとても良い。

加えて、都々氏、二川氏、テンドー氏等々、若き日にお世話になった面々に久しぶりにご挨拶出来た。
みな一様に「痩せたね」という。頬がこけたのですな。食事の量はまだしも、回数がいささか減った。困ったことだ。チーズとかでカロリーを稼がないと。

DC.ビーナスについて。
ダンスがめちゃめちゃうまいというほどでもなかったのはいささか残念だが、主役の2人がきちんと手品を練習していて、現象が成立している。ミスしない。素晴らしい。加えて、曲の使い方、間の持たせ方なんかは見事なもので、ショーとしての完成度はとても高い。例えば途中、CHICAGOから1曲使われている。セリフが乗ったりメロディが途絶えたりと動きの多い曲だが、それを生かして振り付けと現象が組み立てられている。こういう姿勢に好感が持てる。
やたらと曲を切り貼りするのってどうなの?と常々思っている僕である。作曲した人は、構成にも当然こだわりを持っているはずだ。たいていの場合、高々マジシャンの稚拙なセンスで再編成するより、原曲の構成はずっと美しい。せっかくなら、その美しさにあやかれば?と思う。

バナナシェイク

1.バナナは6mmくらいの輪切りにして凍らせておく。間違っても丸のまま凍らせない。
2.ミキサはあらかじめ購入しておく。僕はMUJIの愛用。
3.牛乳も買っておく。間違っても凍らせない。
4.ミキサの容器に凍ったバナナを入れる。体積で40%強くらい。
5.同量の牛乳を入れる。
6.間違っても砂糖とか入れない。くれぐれも入れない。
7.ミキサでぶん回す。ぶーん。
8.適度な粘性で仕上がると、容器の底を叩いたときにぼよん、ぼよん、と低い音がして楽しい。

このところ毎朝飲んでいる。起きてまずこれを作って飲む。
「同じものを毎日食べると飽きる」という感覚がまったく分かりません。
美味しいものは美味しいでしょう。

RSSリーダの未読が1000を超えてしまった。mixiもほとんど読んでません。
元気です。
髪をけっこう切った。

誕生日

26歳になりました。
いつものように会社に行くと先輩やら上司やらがお祝いの言葉をかけてくれる。

「てか、なんで知ってるんですか?」
「当然です。」
なんてカッコイイ答えだ。

かつては僕も年を重ねることに恐怖した時期もあったが、今はまったく気にならない。四捨五入して30歳とか言うヒトがいるけど、だから何?とか思う。

社会人になりたてで、普段の生活の中で自分が比較的年下に位置しているからかも知れないけど。

パイレーツ・オブ・カリビアン2

面白かったところ:アクションシーンの馬鹿馬鹿しさ。これは新機軸のコメディだ。てか漫画か?
残念だったところ:月の光に照らされた白骨のあの映像美はどこへ行ってしまったのか。

六本木Hillsで見てきた。シネマエリアの入り口にキャプテン・ジャック・スパロウがいた。ジョニーデップじゃないよ。
衣装が本格的だ。雰囲気も頑張って出してて、結構似てた。エリザベスはぜんぜんだった。まあ、日本人には無理だろう。
なにかのプロモーションらしくて、近くに腕章つけたお姉さんがいて、せっかくなので一緒に写真を撮ってもらった。

ラストは狙いすぎ。記号化されたなにもかもだ。

右足打撲

5kgほどの木の板を右足の上に垂直に落下し、アウチ。
ほっといたらすごい腫れちゃって、イタイイタイと足を引きずっていると俄然元気がなくなるわ、気がつくと思考回路までなにやらネガティヴになっていたりする。

人間って単純だな。

しかしそんな状況でこそ自在に感情の起伏をコントロールしたい。そういうのが、かっこいいと思う。

今朝ちゃんと病院に行ってきました。骨には異常なし。湿布張っとけば直るって。
それにしても面白いくらい腫れている。

あははははははははははははははは。

表参道Hills

らせん状にフロアが続いているわけです。
なるほど、考えたな、なんて思ったんだけど。

渋谷HANDSのパクリであることに気づいたわけです。

ちがうけどね。

“マイクロファイナンス”

古い記事だが、いつもその発想の豊かさに驚かされる中嶋謙吾氏のRingo’s Weblog: 2006年02月21日 アーカイブより。

“Think globally, Act locally” というのは、環境保全の分野で有名な標語だ。「で、localからglobalにどうつながるの?」と、当然の疑問が出る。実は思いのほかつながってるんだよ、みたいな意味が、この言葉の奥には隠されている。

インターネットに代表される情報技術が、このlocalからglobalへの橋渡しをすごい勢いで加速している。物資援助と言えば服や食べ物といった日用品、医薬品、耕作機械、浄水設備といったものが従来考えられてきたが、ここに、「インターネットに繋がったPCを」という選択肢が加わった。実際、100ドルPC、スローコンピューティングなどといった言葉で、このプロジェクトは着実に進んでいる。
考えれば考えるほど、これは大きな革命だ。想像は次々と膨らむ。僕はきっとそういう仕事が好きだから、自分の力が十分に付いたら、次は多分そのあたりのことに取り組むことになるだろう。出来れば30歳前半でそこに到達したい。

映画のほうのダヴィンチ・コード

先に本を読んだほうが良い、と数人から聞いてそのつもりでいたのだが、「本読まずに見たけどそれなりに楽しめた」という07嬢の日記を信じて見てきた。

確かに展開はスピーディで、途中、誰がどう裏切ったのかよくわからなくなったが、早いのは、遅いよりずっと良い、と思っている。たとえば「2001年宇宙の旅」とかダメ。すべてのカットを半分にしたらちょうど良い。まあ、あれは映画じゃないという話もあるが。

旧友の2人が話しているうちに議論が白熱していくところとか、きっと原作ではもっと丁寧に書かれているのだろうけれど、映画では展開が早くて可笑しい。「もう怒るの!?」みたいなね。

許しがたいのは、「はいはい、これ後で使いますよ~」的なカメラワーク。伏線というものを勘違いしている。伏線が示された時点で、む、これは伏線ぽい、と気付かれるようでは、何したかはわからないけど何か怪しいことをしたに違いない手品師みたいなものだ。

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