Wed
12
Nov '08
タイムマシンというと、その乗り物自体が時空を移動するというイメージが一般的だが、時空をゆがめてその中を通るという原理を考えれば、
「入り口と出口の両方にゲートが必要」
というモデルのほうが妥当と感じるだろう。このモデルに従えば、
「タイムマシンが完成した年代よりも過去へは戻れない」
というルールが発生することになり、よく言われる
「タイムマシンが将来完成するなら、未来人が現代に来てる筈」
という議論は妥当ではないと言える。
「親殺しのパラドックスが発生するのでタイムマシンは実現不能」
というのも、論理の飛躍は否めない。せいぜい、
「過去に遡って自分の親を殺した場合に何が起きるか予測できない」
ということにすぎない。
空間の離れた2地点を結ぶワームホールというものが理論的にはありうるとしていくつかの解が発表されている。これが実在してコントロール可能だとすると、一方の口を光速近くで「揺らす」ことによって時間を遅らせておき、数年後にもう一方の口から入って中を通り抜けることによって今へと戻ってくることが出来る。ところがこの手法は様々な量子論的な制約によって実現不能と考えられている。
これら一連の議論について、スティーブン・ホーキング博士は、「あらゆる物理法則が総力を挙げてタイムトラベルを阻止している」と発言したという。
タイムマシンについて語るなら、最低限ここまでは前提知識とされたい。

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