披露宴の司会

大学時代の友人同士の結婚披露宴で、またまた司会をさせていただいた。
披露宴の司会と言えば、通常はプロに頼むところだが、そこを任せていただけるというのは本当に有難い話である。もちろん僕は日ごろから訓練をしているし、今日のための練習も繰り返してきたのでズブの素人のつもりは無いが、それでも、何十回何百回という単位で本番を経験しているプロとは雲泥の差がある。

僕なりに一番気をつけたのは、盛り上げるべき箇所できっちり盛り上げるということ。
スカスカの拍手、乾いた笑い、空回りする司会。こういうのは一番嫌いだ。
会場がまだ暖まってもいないのに、台本に書いてあるからといって無理やりにテンションを上げたセリフを言うのは聞いているほうがうんざりする。空気にあわせたセリフに変えるべきだし、もっと良いのは、きちんと空気を作ることだ。

今回一番の山場はファーストバイトの「はい、あーん!」であった。
それも、会場の全員でご唱和である。
台本に書いてあるので、遂行する。逃げない。誤魔化さない。

大勢の人間に発声を促すとき、一番重要なのは「タイミングを明確にする」ことである。
自分だけが大声を出してしまうという恐怖が、唇を重くする。
みんなが同じタイミングで発声するという確証が得られると安心するのである。

というわけで、気分は指揮者である。
十分に気を使った甲斐あって、この部分はおおむね満足の行く仕上がりだった。

現場のキャプテンの指示を僕が読み間違えて誤った司会をしてしまったのが2回。
これは回避可能だった。
まだまだ早口になりがち。
これは訓練が必要。

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