下北沢「アートくる9」に行った

下北沢に下りたのは実に久しぶりだ。相変わらず変な街。
どういったイベントだかよく調べずに参加した。
知らない人たち演奏や歌のパフォーマンスに参加して、手作りの品々を眺めて、じっくりと自分に耳を澄ます。

僕は元来、芸術に対する感度の高い人間ではない。自分の服を自分でまともにコーディネート出来ないし、色彩のミスマッチにも鈍感である。故に、鑑賞を行う際には一定の手続きを踏む必要がある。まず、脳の処理能力の10%ほどを使って、対象作品の外側にある実世界の映像や騒音をマスクアウトする。次に、もう10%を使って、作品全体を均一に受け入れるためのバランスを取る。音楽なら、特定のパートに耳が偏らないように。絵画なら、一部分や特定の色要素に集中してしまわないように。作品全体をフラットに受け入れ、それで脳内を満たす。そうしておいて、残った80%を“アイドル状態”にしておく(Perfumeとかを指すところのアイドルではないので注意)。
その状態をだいたい一分ほど我慢して維持していると、空っぽにしておいた部分に作品がじわりと流れ込んでくる。これを観察する。

反戦や環境保護を謳う活動組織は数あれど、その手法は実に多種多様だ。
「我慢に基づく環境保護」という思想はもう5年以上前に廃れていて、「楽しくお得にお洒落にエコ」はいまや目新しくない。これは言い換えれば「~しない」から「~しよう」への転換だった。同じパラダイムシフトを反戦で考える。戦争を「しない」ために何を「しよう」なのか。
なんかあると思うんだけど、まだ思いつかない。

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