アーカイブ ‘ 2007年 6月

ショートコント:メガネ君

「ねえねえメガネ君」
「ん?」
「いっつも眼鏡かけてるけど、コンタクトとか、しないの?」
「ああ、平日は仕事でずっとパソコンやってるから。メガネのほうが楽。」
「へー」
「メガネのほうが、ちょっと賢そうに見えるって言われるし。」
「へー」
「でも、休日はそんなこと気にしなくていいから、朝からメガネ。」
「メガネじゃん!」
「例外は、スポーツするときとか?当たると危ないからね、ちゃんと後頭部にバンドつけて」
「メガネじゃん!」
「外すのは、寝る前とかかなあ。壊れちゃうといけないから、形状記憶フレームにかけかえて」
「メガネじゃん!」
「そんなメガネ好きの僕ですが、シャワー浴びるときはさすがに水中メガネ」
「メガネじゃん!」

おあとがよろしいようで。

ノマディック美術館とグレゴリーコルベール

ずっしりと重たく満たされた音響。
丁寧に切り取られたスポット照明。
市松状の外壁をすり抜ける風の音。
これらが渾然一体となって作品を宙に支える。
こうしてスクリーンは窓となって空気が流れ込んでくる。
向こうの世界から、僕の目を通じて、脳内へ。

ノマディック(Nomadic)とは、「遊牧的な」という意味。(今知った)
モバイル(mobile)好きのテッキー(techy)なガジェット(gadget)オタクにとっては、非常に親近感の湧く概念である。設計者の坂茂(ばん しげる)氏は要チェックで。

朝日新聞紙上広告に、グレゴリーコルベールと茂木健一郎の対談があったので読んだ。
細いワイヤのように厳密な科学の言葉でグレゴリーの圧倒的なボリュームのある世界を受け止めるには、紙面が足りなかったように思う。

1ヶ月で5kg痩せたら全額返金!

10万振り込むと、「よし、がんばれ!」って書かれた葉書が1枚届くの。

どうよ、この商売。元手かからないし。

光るフリスビィ

フリスビィは光るべきである。
ところが、この当然の要求に答えてくれる製品はあまり多くない。
一ヶ月ほど前、僕はFlashFlightを購入。当時調べた限りではまともなのはこれくらいだった。
赤と青で2枚、それと、miniというのを買ってみた。

この、miniはなかなか良い。軽くて柔らかく、透明なので夜でもよく見える。
ただし、小さい分だけ安定感は損なわれているので、上級者向けかも知れない。
miniじゃないほうは、ちょっと重過ぎる印象。投げていると疲れる。

今日新たに、Black Jaxという製品の情報を入手。QUESTとODYSSEYの2種類があり、QUESTのほうは先日買ったFlashFlight(のminiじゃないほう)より5g軽い175gとのこと。値段は同じ$20.
国内ではまったく情報が見当たらないので、仕方なく現地から購入した。ついでにSCIMITTERというブーメランも買ってみた。
届いたら、夜中の北の丸公園とかで投げる予定。またレポートします。

たとえばこんなイタリアン

シェフの気まぐれ直送サラダ

「んーと、今日はテューズデイだから、トンガ」

なめらかな高速料金

「インターチェンジで時刻を記録してるのだから、本来かかるはずの時間が経過するまで出口を出られないようにすればいい」
これは、母高校の倫理の先生のアイデアである。大変素晴らしい。

容易に想像のつく欠点として、出口付近の混雑が上げられる。ペナルティを高くしすぎると、早く着いてしまったので出口で待機しよう、ということになってしまう。
一方で、事故などが起きた場合、せっかく高速に乗ったのにむしろ下道より遅くなってしまった、なんて場合にも高速道路料金は固定されているということに対する不満もある。

一挙に解決するのが、「なめらかな高速料金」である。

適正な速度で走行した場合には、適正な高速料金が課される。
それより遅かった場合には1分単位で料金が割り引かれ、下道で行った場合以上のの時間がかかった際にはゼロ円となる。
制限速度以上で到着してしまったときには、分単位でペナルティを課す。例えば、1分50円。20分早く到着してしまうと、1000円余分に支払うことになる。これらは道路交通法違反に対する罰金として国に納入される。

これは「なめらか」の一例。「なめらか」には、他にも多くの応用があり、IT化する社会を語る上で欠かせない概念となっている。思いついたらまた続きを書こう。

地下鉄のあおいタン

髪型とか似てるよ。地下鉄つながりで意識してるんだろうか。
東京メトロ | 地下鉄のザジ

「パリ」とかいうキーワードも出てるし。

ホタルを見に行った

姉の友人であるfmb氏の自宅の近所に、ほたるの名所があるとかで。
神奈川県秦野市の、なんたらの里。なんだっけな。検索しても出てこないぞ。

fmb氏には子供が3人。
子供は嫌いではないので、適当に遊ぶ。
子供に合わせようとしてはしゃいだりせず、要求に対してクールに対応するのが最近の流行だ。

「くぼーん」というのは呼び易いのか、やたらめったら呼ばれる。
口に出すだけで面白い、くらいの勢いで連呼されるが、
あいよ、なんの用だ?と、クールに対応する。

習字セットのケースデザインが6種類から選べるようになっていて、金属のプレートがオプションになっているとかで、悪いオトナが商売してやがるぜ、けっ、と内心思う。
黒一色が画一的で良くないというなら、白無地で各自好きなように工夫すればよい。
「習字」って大きく毛筆で書いたりしてね。暴走族みたいで良くない、とか言われたりして。

ホタルはゲンジボタルで、100匹近く見えた。
ロープが張ってあって無闇に近づけないようになっているのだが、ホタルまで5mくらいのものなので、けっこう満足できる。時々ふらふらと一匹だけ飛んできたりするのでひょいと捕まえる。とろすぎる。天敵が居ないのだろうか。

ホタルの光は「冷光(れいこう)」と呼ばれ、ルシフェリンが水分とルシフェラーゼで分解する際にエネルギィが光に変換される。これは高校生物で習った。

うつ病は風邪と同じ

普通に健康的に生活していれば何年間も縁の無いことも有り得るが、ちょっと無理がかかった場合、環境が変わった場合などに、誰もが罹りうる。
軽症のうちに自覚し適切に対処すれば、自力で治せる場合もある。
日常生活に支障を来たす程度になった場合には、家族や職場の人間などの助けが必要。処置が正しければ、医者に行かずに済む場合もある。
重症になれば医者に診てもらって薬を処方してもらう必要がある。薬だけではなく休養も引き続き必要だし、慢性的な場合は生活を改善する必要があるかもしれない。
医者にも行かず、周囲の人間にも見放され続ければ、合併症に見舞われ、死に至ることもある。

風邪を引いた人間に対して「本人の努力が足りない」とか「生まれつきそういう素質を持った人だ」とか「面倒なので関らない方が良い」などと言われたら、戸惑うだろう。
同じ事を、うつ病の人間に対しては平気で言う人が実はけっこういるみたいで驚く。

過剰に世話を焼きすぎる人も少なくない。
心配するあまり、自分の体調を崩したりして。
自分の管理をしなかったのは自分の責任なのに、「もう関りたくない」とか言うから驚く。

驚いていても仕方が無いので、義務教育に含めるべきでは、と提案してみる。
未知の病気でもなんでもないし、対処法もほぼ確立している。
患者の数も、風邪と同じくらいのようだ。

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