小さな店員

某所のモスバーガーで。20時のこと。
注文したオニオンポテトをトレイに載せて2Fの僕の席まで持ってきたのは、小学4年生くらいの少女だった。
「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ。」
一瞬わけがわからなかった。森博嗣のワンシーンが頭をよぎった。
僕は、精一杯丁寧に声色を整え、「ありがとう。」と答えた。
数分の後、今度は水差しを持って再び現れた。
「こちらお下げしてよろしいでしょうか?」
僕は再び、「ありがとう」と言った。「お水も頂きます」僕も自然と丁寧語を話す。
さらに数分の後。
ちょうど僕の席の後ろにトレイの返却口があって、その、高さ160cmほどの木製の棚の最上部に、布巾があった。
少女はそれを取ろうとして、うっかり物音を立ててしまったようだった。
「どうもお騒がせいたしました。」
非の打ち所のない応対だった。なんというファンタジーだ。
僕は立ち上がり、布巾を取って少女に渡した。
「どうもありがとうございます。」
大きくて自然な笑顔で少女はそう答えた。
行き過ぎたことかと躊躇しつつ、僕は好奇心に負けて少女に質問した。
「何曜日にお勤めなのですか?」
すると少女は、困ったような苦笑いを3秒ほど僕に見せた後、「秘密です。」と答えた。
ヤラレタ。
萌えている場合ではない。完璧すぎて恐れ入った。
実話ですよ。念のため。
どこどこ!?
気になりますよ~
彼女のプライバシィのため、ここでの公開は控えます。
メールで。>kraken
すごく(・∀・)イイ!
まさに、ファンタジー!
貴重な物語に出会えて、うらやましいです^^
素敵な経験をしたのね。
ファンタジー物語を読んでいるような錯覚を覚えました。
大久保くんの質問がぐっときたね☆
またその子の受け方も素敵☆
すごい子になるな・・????????
素敵な光景ですね。
やっぱり環境が人を育てるのだ。
ひみつです☆
きたな、ふーこ。しかも意味なしコメント。