アーカイブ ‘ 2006年 4月

浦高魂

大学以降に僕と知り合った人には想像もつかないかも知れないが、僕は埼玉県立浦和高校という男子校出身で、高校時代はバリバリの体育会系人間であったのだ。所属はバドミントン部。日々、数センチをめぐってしのぎを削る毎日。返事は「おす!」が基本。ちなみに漢字で「押忍」と書いてオスと読む。
そんな青春のバド部仲間と、一年ぶりの酒宴。1名の医学部と1名の消息不明を除いて全員が社会人となった今だが、メンバで集まれば空気までも当時へと遡るのが自然の摂理。

「今日のオススメは何ですか?」
「マグロのユッケ丼が人気となっております。」
「じゃあトマトください」
相変わらず非道い。笑。

基本的にこの頃は、遊ぶといえば大学以降に出会った友人ばかりだが、こうしてたまに会ってみると高校時代の仲間はやはり格別だ。

防犯ブザー設置

1Fなのでベランダからの進入が容易っぽい新居である。いちおう空き巣対策でもしてみようかと思い、ひとまず\600程度でブザーを購入。ブザーとタグをガラス戸と壁に取り付けておいて、1cm以上離れると大音響で警告音が鳴る、というもの。
さて設置しようというときになってようやく気付いたのは、これ、1つでは片方の戸にしか付けられないではないか。普通、ベランダへ出るためのガラス戸は2枚のスライドでどちら側へも開くようになっている。これでは50%の確率で犯人はブザーをやりすごして進入できてしまう。意味ナシ。
しかもこれ、ブザーが鳴っても元の位置に戻せばすぐ鳴り止むのである。つまり、50%でハズレ側のドアを開けてしまった運の悪い犯人も「やべっ」っとばかりにすぐに戻せば、悠々と反対側のドアを開ける事が出来てしまう。意味ナシ。
しかし、しかしだ。両方のドアに同時に仕掛ける方法があるではないか。そう、中央である。ブザーとタグのセットを、2枚のスライド戸にそれぞれ取り付けると、どちらの扉を開いてもちゃんと距離が開いてスイッチオンである。しかし残念ながらそういう使用法は想定されていないようで、そんな薄いところに取り付けられるようなデザインにはなっていない。
タグの方を早速分解してみた。永久磁石が1つ入っているだけだった。手持ちの小型ネオジム磁石で動作確認し、設置完了。
でも、ガラスを切ってクレセント錠を開ける様な犯人なら、同じ要領でブザーも除去するんでは。意味ナシ。
これはもう一工夫必要だ。たとえば、ベランダから進入しようとした瞬間に室内でピタゴラスイッチ的なものが動作を始め、犯人がそれに見とれている5分の間にお巡りさん到着、みたいな。これはもちろん、そのピタゴラスイッチ的なものの初期段階で発信機がトリガーされ、その流れでお巡りさんが来るわけなので、お巡りさんまで含めてピタゴラマシーンである。

朝の健康果汁 Vegetable Mix

果汁40%:りんご ぶどう レモン
野菜30%:にんじん トマト キャベツ セロリ レタス パセリ ピーマン ほうれんそう
他:脱脂粉乳、ハチミツ

Minute Maidシリーズの新作。このところの新商品は果汁分の少ないものばかりで、最近のミニッツメイドは全然ダメだなぁと思っていたところ。脱脂粉乳も入ってちょっとカルピス風の味。おいしい。
数年前に初めてMinute Maid Fruity Vegetableを飲んだときはそのブレンドの絶妙さに衝撃を受けた。果汁100%部門ではTropicanaシリーズもファンが多いが、野菜汁入りでこの飲みやすさを実現しているのは僕の知る限りMinute Maidだけだと思う。(もっとも、僕自身は青臭い野菜ジュースも好きなのでKAGOMEの商品もしばしば飲むわけだが。)

引越し完了

5:10 起床
5:30 さて出かけるか、と思ったところにインターフォン。誰だこの早朝に、と思ったら、これから厚木へ拾いに行こうと思っていたM氏がなんと到着。
6:00 2tアルミバンゲット。マニュアル車久しぶりだ。クラッチフリーシステムを試すも、ギアチェンジの度に急加速を繰り返す。あぶね。あぶね。
7:00 快調に東名を走る。M氏と途中で運転交代して睡眠。
9:30 浜松の我が家着。M氏と二人で積み込み開始。
10:00 二人での作業に飽きてきたので上の階に在住しているK氏を起こして参加させる。
12:00 積み込み完了。床も水周りも一通り掃除した。これで敷金全額返金は堅いだろう。
16:00 帰りも渋滞に巻き込まれること無く快適にドライブし、新居到着。両親(とデンコ)と合流。
16:30 遠方から駆けつけてくれたI氏も積み下ろしに参加。
17:00 トラック返却。なんと12時間で終わったので\3000返金された。バンザイ。

昨年とは打って変わってスムーズな引越しでありました。

手伝い募集

23日(日) 引越しします。業者に頼むほどの量ではないので、手伝い募集。

全日コース: 朝6時JR王子集合、2tトラックで東海道を浜松へ、積み込み手伝い(エレベータ有、現地スタッフ有)、東京着18:00予定。
要普通免許。日給¥10000。先着1名。

短期コース: 夕刻18時(前後2時間) 積み下ろし、搬入手伝い。1Fなのでらくちん。くぼーん新居をいち早くウォッチ出来ます。近所で夕食でもご馳走します。(手料理を、といいたかったところだが、まだガス台がカラッポなんだな。)
資格、経歴不問。

希望者は kuboon(at)trick-with.net へ連絡ください。

チョコレート効果 99%

コンビニでノンシュガーチョコが買えるというのはうれしい。
ZEROというのがあったが、いまいち普及率が低い。

にがい。
徹夜するにはいいかな。

手品とクオリア

前田知洋氏が「F.A.Q. : 座り心地」でクオリアについて言及しているので便乗。

クオリアって何?という人はまずはWikipediaを読んでもらうとして。決して込み入った概念ではないのだが、むしろシンプルすぎて捕らえどころがないかも知れない。

出典が定かでないのだが、「不可能を可能に見せるのが詐欺師、可能を不可能に見せるのが手品師」という言葉がある。詐欺師と客(この場合、カモというべきか)の関係において、行動を実行に移すのは常に客である。ついさっきまで明らかに「可能」と思っていた行動が、実際やってみると「不可能」であることに気づく。不可能を可能に見せられていたのである。
手品師と客の場合、通常は動作を行うのは手品師である。手品師は当然、それをやってのけるわけであるから、それは「可能」なことをやっただけのことである。それがなぜ不思議に見えるかというと、客から見ると「不可能」に見えるからに他ならない。

この時、手品師は客のクオリアを操っている。こういうことだ。AとBという2つの物理現象があって、そこから人間が感じるクオリアがまったく一緒、ということが有り得る。手品師はこれを利用している、というわけである。
右手の親指と左手の親指を、普通は見間違えることはない。が、向きをそろえつなぎ目を巧妙に隠すことで、観客が普段左手の親指を見たときに感じるクオリアと同じクオリアを感じさせるのだ。(この時もう一つ重要なことは、つなぎ目を「隠している」というクオリアを感じさせないことだが、それはまた別の話。)

この、「同値のクオリア」を捜し求めている人種には、ある種の絵本作家、ある種の写真家などのアーティストが含まれるだろうが、量と質において手品師の右に出る人種はないであろう。

1つの体系を構築するとき、「同値」を定義することは重要な一歩である。位相幾何学(トポロジ)では、ドーナッツとマグカップを「同値」と見る。クオリアの「同値」を探ることは、クオリアの研究を進める上で必要になるかもしれない。そのとき、ひょっとするとマジシャン達の知識が資料的価値を持つかもしれない。

駆け込み出演

昨日、英語村で出会ったあつみのりこ さんという女性が、今日ライブハウスでジャズヴォーカルを歌うとかで。
興味深々に話を聞いてたら、いつの日かそこのマスターが「お店でマジックショーをやりたい」と言ってたとか何とかで。
昨日の今日で出演決定。僕ももう、浜松で残された日は殆どないし。

こうして人前で手品をするのは実に久しぶりだ。13時ごろから「さてさて、、」てな具合に準備を始めたが、足りないものばかりで準備に手間取り、ギリギリで会場ナンデモールへ到着。

本番は、準備していた4ネタのうち1つが完全失敗で途中で取りやめ、2つが細々としたミスがかさんでほぼ不発に終わりという散々な状態。当初は予定に入れていなかったネタを3つほど足してどうにか取り繕ったが。。。
最終的には喜んでもらえたみたいで良かった。

来月は友人の結婚披露宴を2件頼まれている。期待に応えなきゃ。

最後の英語村

最後の「英語村」へ参加。4月という時期柄、僕は最後だというのに初めましての方も多く。

初めて参加したのが去年の5月。浜松に来たばかりで知り合いも殆どいない僕にとって、ここ英語村は単に英語を学ぶ場ではなく、多くの出会いと、貴重な知識と情報と、そして元気を得られる場所だった。家からも勤務先からも近いということもあって、昨年末には参加ランキング2位で表彰していただいたりもした。ハロウィンとクリスマスにはパーティーがあって、僕はもちろん、手品をやった。

今日も最後の挨拶代わりに手品をやった。いつの間にか、英語で手品するのがちっとも苦ではなくなったようだ。

東京へ越したら、きっとまたどこかで外国人の集まるバーを見つけて、そこでたくさん友達を作るんだ。そうやって世界の文化に触れることは、旅行するよりずっと手軽で、英会話教室へ通うよりずっと有意義だ。

また会いに来るよ! See you!

賃貸検索

今、昼間はひたすら賃貸物件探しをしているわけだが、洋間と離れたところに狭いキッチン、という間取りが多すぎる。当然対象外である。間取り用語でいうと、1Kは見る価値無し。1DKは場合によって許せる。いっそワンルームのほうがずっと良い。台所と洋間を分ける理由が正直よくわからない。(それは僕が魚や肉を料理に使わないからかもしれないけど。)
今住んでる僕の家とか北区の姉の家とかは玄関が番号式になっていて鍵を持たずに外出できるのだが、これに相当する項目が賃貸検索のこだわりリストに無い。まだまだ少ないってこと?「ペット許可」だって決して多くは無いと思うが。需要も供給も。
そもそもさ、「沿線で探す」っていうのがまるっきりナンセンスだ。京王線や中央線のような長いラインで沿線ならどこでもいいや、っていう探し方が効率的だとはとても思えない。地下鉄は地下鉄で、勤務先へ直行となればせいぜい数本だが、乗り換えを1回でも許容するなら大抵半分以上の路線の沿線を許すことになる。

合理的に考えれば、「勤務先」「通学先」からのアクセスをベースに探すには、乗り換え案内と連携して「何駅まで何分以内」という検索が出来るべきだ。で、1時間以内、などと指定すれば実質的にほぼ東京都全域がターゲットになり、何万件が候補に上るわけだが、そうしたら今度は広さや値段、「商店街が近い」「公園が近い」などの細やかな条件を指定して絞り込んで行けると良い。条件を変更するたびに、ajaxで該当件数が即座に表示されると良い。

この程度のことはエンジニアなら誰もが考えることで、しかも多分実現すれば事業として十分やっていける見込みがある。にも関わらず誰も実現できてないってことは、賃貸業界の壁や闇があるんだろうか。

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