アーカイブ ‘ 2005年 5月

ベタボメ

「微妙な演技に定評のある女優」に面と向かって、「微妙な演技ですね」と言ってみたい。

追跡

Net(a)動画コレクタの友人から、コレクションを分けてもらった。
その中に入っていた作品の1つに思い切りハマり、毎日のように繰り返し鑑賞している。
ネットがこれだけ普及した現代、追跡は容易だ。英語の歌詞が含まれていたので聞き取って検索。すぐに、Chemical Brothersの”Let Forever Be”という曲であることがわかり、さらに、映像の作家の名前はミシェル・ゴンドリー Michel Gondry で、ビョークのPVもいくつか手がけていることまでわかってしまう。
僕が最初に見たのと同じ動画はOfficialに公開されているのでご覧になってみてください。ミシェルゴンドリーの他の作品も見たが、いまのところこれがベスト。希望としては、もっと高画質で見たい。
誰か持ってませんか?

なごやかな

朝から名古屋に来た。「さつきとメイの家」のちっちゃいのを見た後、東急ハンズにたっぷり時間を奪われた後、NagoyaWalkerに誘導されて栄へ直行。地下鉄の初乗りが\200とはどういうことだ。着いたのが13:00。地下道を北へ向かって歩いてゆくと “Three Minutes Happiness” という雑貨屋を見つけた。なかなか良い品揃えです。クッキングタイマーとか購入。さっき調べたら、なぁんだ、有名なお店なのか。渋谷にもあるらしい。見た事ないけど。
うーん、人が少ない。もっとこう、上野とか原宿みたいな、繁華街に行きたいのだが、、、と思いつつ歩き回っていると、市街地にいきなり観覧車登場。なんでやねん。Sunshine SAKAE というデパートにくっついてます。
見なかったことにしてさらに歩き、Actusというインテリアショップへ。うへぇ、またまたALLESIが幅を利かせている。いい加減見飽きた。まあ、ありそうな店ばかり行ってる僕が悪いのだけれど。Actusは新宿にもあるらしいです。なかなか良いですぞ。
ナディアNADYAというビル。建築がわりと素敵。LOFTがごっそり入ってて、またなんとなく時間を奪われる。そうこうしているうちに時間になって、名古屋駅まで地下鉄で戻って、そもそも今日は何のために名古屋まで来たかというと、JFSのオフ会があったのでした。

次回名古屋ツアーはイタリア村かな。往復\4000なので、そうそう気楽には行けないけれど。

Russian Pianism

ニコライ・カプースチンにはまりつつある今日この頃。(本も音楽も、薦められれば何でも聞くし、自分からはあまり探さない自分。)
そもそも僕にKapを吹き込んだのは、大学の研究室の後輩なのであるが、今日は、彼に招待券をもらって、こぢんまりとしたコンサート会場へ彼の演奏を聴きに出かけたのである。はるばる浜松から原宿へ。
題して、「ロシアンピアニズムの未来」。ヨーロッパにおけるコンポーザピアニスト(作曲家兼演奏家)の時代はLisztで終わり、隔離されたロシアで細々と生きながらえたらしい。という背景はそれなりに面白いが、そんなことはさておいて超絶技巧のオンパレードです。これはもはやジャグリングの領域だ。運指を見て楽しむ。どの作曲家の作品も、現代音楽ほどcaothicではなく、クラシックほどformalではない心地よい領域に収まっている。でもやっぱりKapは最高。ブルーノートが最高。(知った風な単語を使ってるけど基本的に音楽には疎い)
その後はなぜか打ち上げにも参加させてもらい、出演者諸氏のピアノヲタクトークを楽しむ。僕の知らないことばかり。でも面白い。
折角だからということでちょびっとだけ手品とかしちゃって(最近客に飢えている)名刺も数枚“印刷”してみたり(読んでますか~?)。

ピアノねぇ。。。そういえば我が家にはアップライトピアノがあった。姉が弾いてたので僕はちっとも練習しませんでした。昔から人の真似が嫌いだったのでしょう、きっと。よく覚えてないけど。

人数の感覚

一生の間に、何人と「知り合い」になれるか。
まず、「知り合い」をどこまで含めるかを明確にしよう。自動的に毎日顔を合わせる人や、一方的に名前を覚えてしまう人なんかもいるので定義はそう簡単ではないが、ここでは、「直接その人に出会っている最中あるいは直後を除いて、なにかの拍子にその人を思い出す程度の仲」としてみよう。これはたとえば、本屋で雑誌を立ち読みしている最中に、あ、アイツこの記事読んだかな、と思い出すとか、ケータイの電話番号をなんとなく一覧している最中に、お、ちょっとかけてみようか、とか、そういう距離感である。(念のため言っておくと、「この文章内における定義」をしているだけであって、そんなのは知り合いに入らないとかそういうことを言わないように。)

そんな感じがなんとなくわかったら、ちょっと予想してみていただきたい。ざくっと直感で。5万人より多いか少ないか。10万人より多いか少ないか。20万?50万?

ちなみに、23区内では千代田区の総人口が最少で4万人、江戸川区が最大で60万人。東京国際フォーラムで最大のホールAが五千席、東京ドームの座席数が五万席。本やCDでベストセラーと言えば、10万から100万冊(枚)のことである。関東でのゴールデンタイムの総視聴率は70%、1%あたり39.6万人なので、630万人ほどが見ていることになる。

さて、なんとなくこれくらいかな、と予測を立てた上で、もう少し細かく試算してみよう。モデルは、あなたの小中学校。ひと学年、何人いましたか?その全員と、上で定義したような「知り合い」になれましたか?あるいは、努力すればなれたと思いますか?
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帰国子女

帰国子女には、共通の性質がある。
どこか型破りな。どこか突き抜けている。どこか自由な。

人間は基本的に、「違い」から学習する。初めて食べたアヴォカドが未熟でおいしくなかった場合、その人にとってはそれがアヴォカドの全てになる。2つ、3つ目のアヴォカドを食べたころに、「ちゃんと熟せばおいしい、機を逃すとまずい」という、真のアヴォカドの姿をつかむのだ。
宗教もそうだ。1つしか知らない人は、それが宗教だと思う。2つ以上学んだときに初めて、「宗教」というメタな概念を理解し始める。
文化もそうだ。日本にしか住んでない人にとって、文化といえば日本文化でしかないのである。世界地図の中心は日本だと思っていたり、エレベータの中では口を利かないものだと思っていたり、バスタブにやたらお湯を貯めてみたり玄関で靴を脱いだりしちゃうわけである。(茶筒、開かない。)

幼少のときに2カ国以上で生活するということは、思考の幅を広げるのに圧倒的に有利なのだ。そこに、帰国子女に共通した特有の突き抜け感がある。

で、僕はどうやら帰国子女風らしい。言われてみると、自分でもちょっと、そうかも、と思う。
こう見えても純国産なのです。両親も純国産。とすると、この異国スパイスはどこから仕込まれたのか。
と、思って、自分の過去を振り返ってみると。

朝食は必ずパンだったり、休日は常にElvisかBeatlesが流れていたり。
我が家は、欧米だったんだなぁ、きっと。

マジブルー

迂闊にも笑ってしまった。面白すぎる、マジレンジャー。
マジ面白い。日曜7:30か、早いけど一度くらい見てみるか。。あ、テレビないや。

とまあ、おもちゃ屋さんに行ってきたわけですが。変身して戦うヒーローって、何なんだろうなぁ、などと、本能と文化的影響に関する考察を深めたわけであります。

で、仮面ライダーヒビキもかなり面白い。音叉に目をつけたのはなかなか秀逸だが、なんかね、ラッパ状の武器があって、ソレのおもちゃのパッケージに「息を吹き込むと音が鳴る!」って書いてあるのが普通!普通!普通!

Kuboon Reviewn

何事も、振り返りが大切。なんてね。
昨日、Kuboon Rebornの記録映像上映会。(若干無理な日付設定だったせいで参加できなかった方々が多数。本当にごめんなさい)何名かの新規参加者も迎え、今回は総勢25人。

あの日が終わってから、水面下で交わされた200通ものメーリングリストログ、各種資料、ばれそうでやばかったニアミス話などをいろいろ聞かせてもらった。1ヶ月以上にわたって秘密を保持するというのはやはり大変で、実は何度も危うい場面があったらしい。これらのなかから面白かったエピソードをピックアップし、PowerPointでざっくりとまとめて紹介。自分のマヌケさをネタにして笑いをとるってのも悪くない。笑
前回より時間的に余裕があったので、来場者同士もゆっくり話が出来たようで、劣らず楽しいパーティになったみたい。ヨカッタヨカッタ。

それはさておき、今回のハイライトはYu-MA氏である。以前、色即是空をやったときに、慶応大のスタジオにあった数々の機材を自由に使えるというので喜んだ記憶があるが、それらと比べて遜色ない機材一式をなぜか個人所有していて、我が家に持ち込んできた。VAIOプラスモニタ3台、スキャンコンバータ、ビデオフェーダ、DVデッキなどなど。
それだけでは終わらない。翌朝、家族+3名で朝食だったのだが、驚くほどしゃべるしゃべる。トーンは変わらず淡々としているが、愉快この上ない。笑いの絶えない贅沢な朝食でした。

そんなYu-MA氏が、先週言い放った名言。「休日は、仕事してる暇がありません。」うーん、イイね。

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