市川 洋二郎

この名はきっとミュージカル界に広まる。そう感じた瞬間だった。

市川は、劇団碧(へき)の団長である。ヒューストン生まれ、小学校は日本とオーストラリアで過ごす。中学のころからミュージカルを見始め、高校生の時にはいくつかの英語ミュージカル曲を自らの手で翻訳するのを趣味とする。高3で「オペラ座の怪人」全編を翻訳。受験期に骨の病で入院し一浪、翌年早稲田に入学するが不満が募り、また翌年に東大文三に再入学。2003年、学部2年生の夏に周囲の人間を巻き込んで劇団碧を結成。10月に旗揚げ公演。
その2ヵ月後に僕と出会う。

そんな彼および劇団メンバーと、今日はカラオケへ。そこで披露してくれたのは、リトルマーメイドの曲の独自訳詞。画面に流れる字幕を見つつ、彼の訳詞を聞く。
明らかに、圧倒的に、彼の訳詞は美しかった。言葉の選び方も、伝わる中身も、旋律との調和も。(そもそも字幕が酷かったのも事実だが。)

この名はきっとミュージカル界に広まる。そう感じた瞬間だった。

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