アーカイブ ‘ 2005年 1月13日

発明の格言

“Necessity is the mother of invention.” -Plato-
日本では、エジソンの言葉だと思っている人が多いみたいですが、どうやら違うようです。

私は必要が発明の母だとは思わない。私の意見では、発明とは怠惰から、おそらくはまた、まさに無精から生じるものである。面倒を省くために。 — アガサ・クリスティ

などと、何かと槍玉に挙げられている様ですが、「”必要”が発明を生む」と言っているのであって、「発明の原動力が”必要”にある」とは言ってません。”必要”は十分条件であって必要条件ではない、と。アガサクリスティは数学が苦手だったに違いない。

“Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.” -Thomas Edison-
こちらがエジソンです。白熱灯は熱いですからね。冗談です。ボトムアップ式の発明を表現しています。

“If it can be imagined, it is real.” -David Copperfield-
何度か日本公演もしている世界的マジシャンの言葉です。トップダウン式の発明の本質を実に的確に述べていると僕は思います。

“博士の愛した数式”

読み出しがいきなり感動的だった。そう感じる人は多くないかもしれないが、少なくとも僕にとっては。これはもう、間違いなく僕の好みの類の作品だ。本屋でふと目について、ちょっと覗いてみるだけのつもりが、3時間で立ち読みきってしまった。
博士の、つぼを押さえた魅力が心地よく。純粋なルート君の生き方も気持ちよい。野球をもっと知っていたら、さらに楽しめたかもしれないけれど。

僕は”博士”と違って飽きっぽいので、ほかの事に熱中しているとすっかり押入れに放り込んでしまうが、そう、僕もかつて、数字と数学を愛し、素数にときめく少年だった。
exp(πi)+1=0 はかの有名なオイラーの公式。僕が出会ったのは、たしか中学3年のころだったろうか。まだ対数がよくわからなかったが、虚数の謎を追い求める矢先で出会った。
衝撃的に美しかった。

そういえば、数学志向を書いたのは、もう2年前か。

帰り道、いろんな言葉を頭の中でひっくり返しながら夜道を歩いた。家に着くまでの13分間で、作品が一つできた。
「飛び魚 背びれも恋しい 木漏れ日背負う人」
なかなかロマンチックで良くない?

return top