アーカイブ ‘ 2003年 7月

オープンキャンパス

工学系研究科修士総勢何人?1000人くらいか?を代表して案内人に任命されました。(どうやって決まったのかしらないけど。)さらに、各研究科を代表して集まった10名のうちから、卒業記念衣装(外国映画で出てくるへんなガウンのことです)のモデルとして1000人の高校生の前で壇上に立つという栄誉を獲得。栄誉という事にしておいてください。

小さな10人前後のグループを引き連れて、校内を徘徊。本日のスペシャルイベントとして、普段、学生はもちろん教授でもそうそう入れないようなエリアへの進入を許可されまして、もう、1日労働の元は取ったって感じです。(後日バイト代も多少出るらしいですが。)正門から正面に見える時計台の、屋上。秘密の入り口があって、不思議な階段があって、、、なーいしょ。くすくす。

宮城旅行記

昨日、家族で仙台にやってきた。とりあえず青葉城に行ったものの、城ないし。雨だし。夕刻、繁華街を回った後、蔵王のホテルに一泊。

深夜、大規模な地震を感じる。

翌朝、ニュースを見るとひどい事になっていた。もう少し北だったら、観光どころではない、どころか、睡眠どころではなかったかもしれない。加えて酷い雨だ。「自然の力を体感ツアー」になってしまった。あ、また揺れた。そんなことで凹んではいけない。津波の心配は無いということなので、余震の警告を無視して松島まで繰り出すことにした。

救援の自衛隊とすれ違ったり。おお、ヘリも飛んでる。緊急事態な雰囲気が満点。昼食のために入った食堂では、揚げ物は中止、とのことだった。

松島といえば日本三景の一つであるが、こんな天気の悪い日に鑑賞されるのは、設計者の望みでもなかろうと言う事で水族館へ行く事にした。これはかなり楽しめた。アシカショーも良い出来。ワニが二本足で立ってたり、ネオンサインよろしくクラゲが光ってたり。

さらに、オルゴール博物館へ行った。(入場間際にまた余震。)オルゴールといっても、タンスほどもあるバケモノである。大抵は、パイプオルガンと穴の空いたロール紙のセットという構造だ。世界最大というオルゴールの演奏。高さ5m幅10mくらいのものだろうか。圧巻。一人で延々と解説をしているお姉さんがなにやらとても疲れているのが気になったが、演奏の間中ずっとオルゴールの後ろに回って大きなハンドルを回しているのがちらりと見えた。ご苦労様です。

夜はまた仙台に寄って。テレビで騒いでいるほどには、大災害の気配はなく。

アマサワ セージ

「傾き邸」に男友達4人集まって、スタジオジブリ「耳をすませば」を鑑賞。(きっと日本全国でありがちなシチュエーションに違いない。)今日の研究テーマは、「セージ君の策略っぷり」。主人公の視点でものを見ていたせいで今まで気づかなかったが、この、セージ君、どう考えても曲者である。完璧なまでのかっこいい台詞は絶妙の間で発され、計算しつくされた数々の行動は、さも偶然を装って実行される。

それにしてもかっこよすぎますね、セージ君。中学生だって?

インプロワークショップ2期第3回

ワークショップってなにやるの?って聞かれることがしばしばあるので、少し書くことにする。

3月から通い始めたのが「ベーシッククラス」で、週1回ペースで計8回。で、いま通っているのは6月末から始まった「インターメディエートクラス」、同じく週1回の計8回である。

始めの20分ほどはウォーミングアップ。ストレッチを始め、一風変わった体操をして体を温めた後、円になって連想ゲーム、ポーズ回しなどといった簡単なゲームで頭を活性化させる。頭の活性化なんていっても、ピンと来ないかもしれない。インプロにおいては、いかにして「最初に思いついたアイデア」を拾い上げるか、というのが重要になってくるのであるが、これはちょうど、球技で速いボールに反応するときのような集中力と瞬発力が必要なのだ。そのコツというか勘を思い出すために、連想ゲームは有効だ。

その後、メインのレッスンに入るのであるが、基本的にはゲーム形式で行われる。ある程度の決められたルールの中で、短いものでは30秒、長いものでは10分ほどのシーンを作ってゆく。今日やったもののなかから、いくつか紹介しよう。

「インタビューア&エキスパート」:2人でおしゃべりをするだけのゲーム。一方は何かの専門家、もしくは達人。これは、「どんな病気も一瞬で治せる人」のような題目を講師から与えられる。もう一人はインタビューアとなってエキスパートから情報を聞きだすのであるが、その際、質問は避け、「昨年は1日に100人、合計3万人以上の患者さんを一人で治療してしまったそうですね!」というように同意を得る形にする、というのがポイント。

「彫刻」:4人のプレイヤーに別の4人がスタートのポーズを形作り、そこからシーンがスタート。与えられたポーズをできるだけ生かすようにしながら、各自適当なタイミングでシーンに入ってゆく。

「ノークエスチョン」:4,5人のプレイヤーで、自由にシーンを作って行くが、一切の質問は禁止。つまり、「それは何?」と聞くより、「それは、僕の大切にしていた万年筆じゃないか!」とか、「どこに行こうか?」と聞くより、「公園に行こうよ」と提案する、といった風に、自ら積極的にシーンを作っていくためのトレーニングである。

即興ワークショップとはいっても、ワークショップ自体は案外合理的に計画されていたりする。なんて、講師のナオミさんに言ったら「ううん、ぜんぜんテキトウ。」とか言われたりして。

抜歯に学ぶ

大学病院で、親知らずを抜いた。担当医は若い男性。開始直前に、ほんの少し年上の女性医師と、施術前のやりとり。

男「**先生、お手伝いお願い出来ますか?」

女「なにやるの?」

男「抜歯です」

女「誰が?」

男「僕です。」

女「え?」

・・・観客に舞台裏を見せてはいけません。

不安をよそに施術は進行、特にトラブルもなく終盤に差し掛かる。

男「うわ、すげーうまくいった。△△先生に見せてやりたいな。どうしてうまくいったときに限っていないんだろう。」

なんだかよく分からないが、どうやら僕はラッキーだったらしい。わーい。

NIPPONの夏

友達が出演している舞台を見てきた。劇団StoickStick。日本経済のコングロマリット化が進むにつれて、Nagano村が敗退してゆく、というストーリー。わかんないだろー、へっへっへ。未来の日本を舞台にした、ハチャメチャ設定のコメディ、のはずなのだが、話の筋はそのデタラメな設定からは想像がつかないけれどきっちりしており、クライマックスは安易ながらも丁寧に作ってあり、案外コメディは弱かったり。

return top