アーカイブ ‘ 2003年 4月

変な人たち

ハチ公前で、反戦運動をしていた。太鼓とか叩きながら、歌らしきものを歌っていた。

率直に言って、近寄りがたい。太鼓に貼られたシールとか、振っている旗のデザインとか、着ている服とか。せめて平均に達してほしい。行動を起こさないよりもはるかに良い、とは思うが、、、厳しいことを言わせてもらえば、「自分たちは平和のために頑張っている、行動をしている」という意識に寄りかかって、努力を中断してしまっているように、見える。

さて。

僕も、どちらかと言えば、変な人には違いない。なにしろ、大学の廊下を駆け足よりも速く滑りぬけてゆく人物を、いまだかつて自分以外に見たことが無い。でもね、「僕は、凡人のふりもできます。」というのが、ささやかな主張です。

戦場のピアニスト

上野駅前の映画館にて。まず、狭さにびっくり。そして、画面の小ささにさらにびっくり。なるほど、人気がないわけだ。映画館の話です。

残酷なシーンが、淡々と描かれてゆく。淡々、淡々、、、冷酷な軍人。でもきっと、これがリアルなのだろう。

カラクロ on Stage @ Comedy Store

2回目の舞台出演である。またまたお客さんがたくさん。とりあえず、それがうれしいです。どうもありがとう。たまにやる舞台を見に、とても久しぶりな友達が見に来てくれたりしてとてもとてもうれしいのだが、こんな日はあまりゆっくりおしゃべりができないのが残念。ご了承くださいませ。

今日は。出来は悪くなかった。と、思う。たいした失敗もなく、順調に終えることが出来た。しかしながら、僕らの後にやったプロのクラウンの方と比べて力量の差は歴然としていた。

当たり前である。相手はプロ、こっちは片手間に趣味でやっているだけだ。対等に渡り合えると思うのが思い上がりというものだ。けれど終わってみると、もうすこし何とかなったのではなかろうか、などと思えてしまう。もっともっと、自分のもっている力の全てをつぎ込めば。彼の持ってないものを僕は多少なりとも持っているのだから。

さて、気になる「カラクロ」の語源ですが。。。正解は、「カラクジック」の略でした!切れ目が新鮮でしょ?って、そんなわけないじゃーん。

出会いの季節に

初対面の時に気になるのが、「先入観」と「第一印象」である。「なんとなく間接的に受け取る印象」という意味では、似たようなものと言えなくもないが、僕としては、これらを明確に区別したい。

ちょっとした仕草や口調、身なりなどから、その人の性格や嗜好を感じる。これは、第一印象である。言葉で受け取った情報からも、積極的な人だ、とか、目立ちたがり屋さんだ、とか、そんな情報を得たりする。

そうやって得た情報が、自分の中にある複数の人間像のどれかにマッチしたとき、そこに、仮定が入り込む。卑近な例で言えば、「パソコンマニア?へえ、この人もアニメオタクなんだぁ」とか、そういう類のものだ。つまり、「パソコンマニアはアニメオタクである確率が高い」という知識(しかも大概は間違っている。)と、「この人はパソコンマニアだ」という情報から、「この人はアニメオタクだ」という結論を導き出す。これが、先入観である。鉄道好き?へえ、人付き合い苦手なんだー、とか。マジシャン?へえ、ハト飼ってるんだー(飼うか!)。アメリカ人?へえ、爆撃好きなんだー(それは有り得ない。)。。。

仮定をすること自体は悪くないが、気をつけていないと仮定と観測事実が記憶の中でごっちゃになってしまうことがよくある。

追記。あ、別に実際に何か言われたわけではないです。過去に思ったことを書いただけ。

JFSミーティング

ひょんなことから、Japan for sustainabilityという団体のWeb関係のお仕事を手伝わせてもらっている。まだ立ち上がったばかりだが、すぐにでも大きな組織に成長しそうなのでちょっと楽しみだ。

Robodex 2003

昨年に引き続き、今年も行ってきた。

今日のハイライトその1。会場内でひときわ異様な空気を発する、大きな牢屋のような檻の中で、教授が最後の点検をしていた。時計をにらみながら、ちょうど古い漫画のロケットみたいな形をした装置を叩いたり見回したりしている。教授が檻を出た。あの形、大きな檻、思いつくことは一つである。観客が息を呑む中、装置が煙を吹き、ふわりと宙に浮いた!歓声が上がった!そのまま2mほど飛びあがり、空中でふわふわと動き始めた。。。りしたら拍手喝さいだったのだが、実際はペットボトルロケット並みに飛び上がってそのまま落ちました。それ、ロボットじゃないじゃん!制御する気があるのかどうか怪しい。

ハイライトその2。「縄跳びロボット」長縄を回すと、飛ぶの。かしゃこん!かしゃこん!いいじゃないですか。テーマが良い。

ハイライトその3。マイクロロボットの群舞。2cm四方ほどのボディの中に、モータとバッテリとアンテナと制御チップが載っており、無線制御で回転、前進後退する。その小さなロボット10体ほどが50cm四方のステージの上で踊る、という企画だ。振り付けにバレエ界のプロを雇ったというだけあって、見事な群舞であった。

AIBOたちが繰り広げるミュージカルにはうんざりした。あまりにも脚本が悪い。「ミュージカルをさせよう」そこまでは良かったと思うんだけど。マイクロロボットに負けているよ、AIBO諸君。

来客

真っ白なハトが、1羽、僕の部屋のベランダを訪れた。どうしてこんなにも真っ白いのだろう。新築のコンクリート壁よりも。洗い立てのYシャツよりも。ずっと外にいるのに、薄汚れたりしないんだね。それが、生きてるってことだ。

舞台栄えしそうだなぁ、なんて思ってしまうのは、サガというやつだ。

コーディネート

たまたま電車の中で見かけたのであるが、おばあちゃんに手を引かれた小さな女の子。ピンク色のお洒落な服に靴、ナップザックには熊、というより「くまさん」の大きな絵。全体として見事に調和しており、漫画の中のキャラクターを見ているような気分だ。1点を除いて。

ナップザックの口から、人形の顔がはみ出している。口紐で、ちょうど人形の首を絞める形になっている。ナップザックより一回り大きな人形で、おそらく入りきらなかったのであろう。気持ちは分かる。が、変だ。

しかも、この子が元気に歩くと、人形の目がぱちくりするのだ。ここまで完璧にお洒落させた誰かさんは、この人形を許容できたのであろうか。

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